誰もが銀河からこぼれてる

光っても、光らなくても、そこにある

微熱の日々

あれもしたい、これもしたい。写真だって撮りたいし(今年始めたフィルム写真は夏のひかりの中でこそ撮りたい)、もっと短歌だって作りたいし、編みかけの夫の帽子だって完成させたいし、俳句や川柳も作ってみたいし、積んである本の山々も崩していきたいし、やりたいことは山のようにあるのだ。

しかし時間をうまく作れない。やっぱり一日8時間労働は人類には長すぎるんじゃないのか。しかもわたしは元々気力体力に乏しいのだ。乏しいというのに、ここ1ヶ月ほど、昼過ぎになると微熱を出す生活をしている。夜寝るころになると下がり始め、また昼休みくらいに上がってくるのだ。このご時世なのでPCR検査もしたけれど陰性、ただただ原因がわからないのである。おそらくは心因性発熱なのだろうけど、だらだらと体力が削られていく感覚があってつらいものがある。

心因性。わたしの体調不良のいくらかはこの言葉に集約されてしまう。前に声が出なくなった時も心因性失声という診断がついた。たぶんそういう巡り合わせのもとに生まれていて、ある程度受け入れてもいるのだけど、心因性とおぼしき不調が出るたびに、「おい!おい!どうなってるんだい!僕のメンタル二頭筋!」と言いたくなってしまうものである。

七夕のときに律儀に短冊を作って「健康になりたいなぁ」と書くべきだったな。